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車のバッテリーは寿命が予想できるって本当?確認する方法は?

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鍵を回しても車のエンジンがかからないの・・!昨日まで普通だったのに何で・・?!
ちょっと見せて。う~んこれはバッテリー上りかもしれないね。最後にバッテリーを交換したのはいつ?

自動車は約3万個の部品から出来ていると言われています。中でも定期的なメンテナスが必要とされている消耗品の一つで自動車に欠かせない存在と言えるのが「バッテリー」ではないでしょうか。

車にとってバッテリーはなくてはならない必需品でバッテリーが上がってしまったら車のエンジンをかけることができなくなってしまいます。

車のエンジンをかけるのに必要だとか、ヘッドライトを点灯させるのに使っているだとか、車に関してあまり知識が無いという方でもバッテリーの存在とその役割をなんとなくでも知っているという方は割と多いはず。

それでもスマートフォンなどのバッテリーと違い自動車用のバッテリーでは、自分で気軽に充電をすることができなかったりバッテリーの残量をチェックすることができなかったりと自分で何かをするということができないのが難しいところ。

夏になるとエアコンを使う車が増えてバッテリー上りを起こす車が増えると言います。そこでよく「バッテリーの寿命っていつなの?」「バッテリーはいつ交換したらいいかわからない」「つい最近まで何も問題なかったのに突然ダメになってしまった」といった意見が多く聞かれるそうです。

結論から言うと現在のバッテリーの明確な寿命を予想するというのはプロの整備士であっても非常に困難です。ただし、長年の経験や知識、最新のバッテリーテスターと言われる測定器などを使用することによっておおよその予想をたてることは可能です。

この記事ではそんなバッテリーの寿命について分かりやすく簡単に解説していけたらなと思っています。少々長くなりますが最後までお付き合いください。

Contents

バッテリーの役割を知ろう

そもそも自動車のバッテリーはいったいどんな役割があるのでしょうか。エンジンをかけるためだとかヘッドライトを点灯させるためだとかなんとなくは知っていたとしてもあまり詳しくは知らないという方がほとんどだと思います。基本的なバッテリーの役割は主に次にあげる2つのことに使用されています。

バッテリーの役割1:エンジン始動

イグニションキーをONにしたとき、もしくわプッシュスタートボタンを押したときにバッテリーからセルモーターへ電流が流れることで自動車のエンジンがかかります。「キュルルルル、ブォン」というような音がしてエンジンがかかると思いますが、このキュルルルルという音がバッテリーの電力を使用してセルモーターという部品を回している音なんですよ。

実は意外と知らない方が多いのですが、このエンジンをかけるときが1番バッテリーの電力を消費する瞬間なんです。なのでバッテリーが弱ったときや上がってしまったときはエンジンをかけることができなくなってしまうのです。

バッテリーの役割2:車内等の電源

ヘッドライトやテールライト、カーナビやエアコンなど車内外の電源としてバッテリーの電力が消費されます。エンジンがかかっている場合は発電がおこなわれているのでバッテリーの消費はそうでもありませんが、エンジンを止めた場合はバッテリーの電力のみを消費するので注意が必要です。

エンジンを切った際にヘッドライトや室内灯などを点けっぱなしにしてしまった場合にバッテリーが上がってしまう原因として、エンジン停止中はバッテリーからのみ電力が消費されてしまうことが理由となっています。スマートフォンのライトを点けっぱなしにしていると電池がなくなってしまうのと同じですね。

なぜプロの整備士でも寿命の予測が難しいのか

最初にも書きましたが、バッテリーの寿命を正確に予想するというのは実はプロの整備士をもってしても難しいことです。なぜならば、今現在自動車用バッテリーとして主に使用されているのがメンテナンスフリーバッテリーという非常に密封性の高いものが使用されているからです。

一昔前の普通のバッテリーではバッテリーケースに記されたUPEER(上限)とLOWER(下限)と言われるメモリの間に電解液があるかどうかでバッテリーの状態を確認することができ、ある程度の寿命に予想をつけることができたのです。さらに電解液が少なければ補充することで比重をあげることも可能でした。

しかし現在主流として使われているメンテナンスフリーバッテリーでは密封性が非常に高いためにこうした電解液の確認や補充ができなくなってしまいました。つまり外見からは簡単にはチェックできないようになってしまったのです。

そこで、バッテリーテスターと言われる測定器を使用することでバッテリーの電圧やバッテリー内部の抵抗などを測定しある程度の寿命を予想することになります。ただしこれはあくまでも測定した数値からはじき出した大体の予想なのでおおよそ正解ではあるものの、必ずしも正確とは言えないのです。

これがプロの整備士をもってして正確なバッテリーの寿命を予想することが難しい理由です。

バッテリーの寿命を予想する方法

バッテリーの寿命を予想する方法
  1. エンジン始動時の音を要チェック
  2. ライト類の明るさを要チェック
  3. パワーウィンドウの開閉速度を要チェック
  4. バッテリーの使用年数を要チェック

ここまでで自動車で使われているバッテリーの主な役割や正確な予想がなぜ難しいのかというのがなんとなくわかったかと思います。次にこの記事の本題でもあるバッテリーの寿命を予測する方法に入ります。

簡単な予測方法その1:エンジン始動時の音を要チェック

最初にも書きましたが、バッテリーの役割として1番大きいのがこのエンジンを始動させることになります。バッテリーの電力を使ってセルモーターという部品を回します。このセルモーターが回ることでエンジンがかかることになるのです。

ここでバッテリーの寿命を予測するためにはエンジンをかけるときの音に注目してみてください。通常、エンジンをかけるためにはイグニションキーを回すかプッシュスタートボタンを押すと思います。

この時に「キュルルルルルル・・ブオォン!」といった感じの音がしてエンジンがかかりますよね。このブオォン!とエンジンがかかる前のキュルル・・という音が重要です。このキュルルという音はバッテリーの電力でセルモーターを回している音になります。

一般的にバッテリーの状態が良好であればセルモーターを勢いよく回すことができるので「キュルルルル・・ブォン!」くらいの感覚ですぐにエンジンをかけることができます。

ですがバッテリーが弱っていた場合はセルモーターを勢いよく回すことができません。すると「キュルル・・ルル・・ルルル・・・キュル・・ブォッ・・ブォォン」といったように明らかにセルモーターを回している時間が多くなりエンジンがかかりづらくなってしまいます。

こういった状態の場合はバッテリーの寿命が近づいていると考えられます。バッテリーが完全にダメになってしまうとエンジンをかけようとしてもうんともすんともいわなくなってしまいます。何も知識が無い方の場合JAFなどを呼ぶはめになってしまい数万円も費用が必要となってしまうことにもなりかねません。

ですのでこういった症状が現れた場合は早めに馴染みのある整備工場であったりディーラーなどへ車を持ち込んでバッテリーの点検もしくは交換をすることをおすすめします。

簡単な予測方法その2:ライト類の明るさを要チェック

バッテリーの状態を予測する方法としてライト類の明るさをチェックするという方法もあります。現在ではHIDやLEDのようなヘッドライトを搭載した車が増えてきて判断がなかなか難しかったりもするのですがまだこの方法も適用することができます。

チェックが必要なのはエンジンの回転数によってライトの明るさが変わるのかどうかです。エンジンの回転数というとちょっと難しいかもしれないので、走行時と停車時でライトの明るさが違うかどうかをよく確認するようにしてみてください。

走行時にはしっかりと明るいけれど赤信号で停車したとたんライトが暗くなってしまうといった場合にはバッテリーが弱っている可能性が高いです。

車は走行時には発電機で効率よく電気を発電しています。走行中はこの発電機で発電した電気を使うことができるのでバッテリーの状態の良し悪しはあまり関係がなく、発電さえできていればライト類を明るく灯すことができます。

しかし赤信号などで停車時などのアイドリング中ではエンジンの回転数が低いので満足のいく発電を行うことができません。するとバッテリーの電力を使いライトを灯火させるわけですが、この時肝心のバッテリーが弱っている場合明るく灯すことができないという訳です。

なので走行しているときはヘッドライトが明るいけれど、赤信号で止まったときにヘッドライトが暗くなるようであればそのバッテリーは弱っていると予測することができます。

たまに赤信号で停車中にヘッドライトを消している車を見かけますが、あれは前の車が眩しくないようにという良心かバッテリーを長持ちさせようとしているかのどっちかなんでしょうね。

簡単な予測方法その3:パワーウィンドウの開閉速度を要チェック

パワーウィンドウって何?!って方も多いと思います。簡単に言うと「窓」のことです。運転席にあるスイッチ1つでウィーーンと窓を上げ下げして開閉することができますよね。

この開閉速度に注目することでもバッテリーの寿命を予測することができます。とても簡単なのでぜひ試してみてください。

普段特に意識することなくスイッチを押して窓の開閉を行っているかと思いますが、もちろんここでも電力は消費されています。

バッテリーの状態が良好であればスイッチを押して「ウィーーーーーン」という音がして5秒くらいで窓を上げたり下げたりすることができるかと思います。(車種によって違いはあると思いますが)

ですがバッテリーが弱っている場合では「ゥィーーーーーーーーーーーーーーーーーン」となんだか音も小さく時間も倍近くかかって窓を上げ下げすることになります。

こうした状態では明らかにバッテリーが弱っていると予測することができます。普段意識していないポイントだと思うのでバッテリーが弱いかな?と思ったらこのパワーウィンドウの開閉速度に注目してみるのもいいかもしれませんよ。

簡単な予測方法その4:バッテリーの使用年数を要チェック

そもそも一般的にバッテリーは新品であったとしても大体2~3年が寿命だと言われています。ここから普段の使い方によってバッテリーの寿命が短くなったり長くなったりしてしまうわけなんですね。

また、バッテリー本体の外観を見て端子の部分に白い粉のようなものが吹いているだとか天板部分に液漏れがあるような場合にはバッテリーそのものが劣化している可能性もあります。

なので最後にバッテリーを交換してから2~3年も経過しているのであればそれはもう単純にバッテリーの寿命だということかもしれません。

バッテリーがダメになる前に早めの点検・交換を!

ここまでバッテリーの寿命を予測する方法を書いてきましたがいかがでしたでしょうか?何か特別な作業をしなくても普段車に乗っているときにちょっと意識を変えて見方を変えてみるだけで大体ではありますがバッテリーの良し悪しが分かるようになります。

たまに「バッテリーの交換が必要だと言われたのにその後、半年間は乗れたからぼったくろうとしていたのではないか」といった声をたまに耳にすることができます。

最近のバッテリーは本当に優秀で昨日まで普通に使えていたのに次の日に突然ダメになってしまったというような”バッテリーの突然死”が非常に多くなっています。(バッテリーがダメになるまで極限まで頑張ってくれちゃうんですね)

たとえプロの整備士であったとしても正確なバッテリーの寿命を予測するというのは非常に難しいものなのです。なので測定した数値が良くなかった場合に早め早めの交換をおすすめしているのも決してぼったくろうとしているわけではないと思うんです。(中にはそういうお店もあるかもしれないですが)

ここで書いてきたように自分でバッテリーの状態の良し悪しが分かるようになればそんなぼったくりのお店も簡単に判断できるようになります。

正しい知識を持ってバッテリーはダメになってしまう前に早めの点検や交換を行うようにしましょう。

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