突然ですがみなさんは車のエアコンの設定は内気循環にしていますか？それとも外気導入にしていますか？そもそもこんな機能なんて知らないという方もいるかもしれませんね。
ですがこの内気循環と外気導入を正しく使い分けることによって冷暖房の効きが良くなったり、ガラスの曇りが除去できる、燃費が良くなる、など様々なメリットがあるんです。
つまり内気循環と外気導入の仕組みを理解して実際に運転するときのシチュエーションに合わせて適切に使い分けることで快適なドライブを楽しむことができるようになります。
そこで、この記事では車のエアコンに設定されている内気循環と外気導入の違いや使い方についてそれぞれのメリットデメリットについてわかりやすく簡単に解説していきます。
Contents
カーエアコンの内気循環とは
内気循環とは文字通り車外の空気を取り入れることなく、車内の空気を循環させる事を指します。とはいえ100%外気を遮断することはできないため多少の外気は入り込みます。
内気循環のメリット１：冷房や暖房の効きが良くなる
内気循環に設定しておくことで外気（冷えた空気や熱い空気）を遮断することができ、そのお陰で車内の温度を一定に保つことができるため冷房や暖房の効きが良くなります。
これは家庭用のエアコンを使用するときと同じで、窓やドアを締めきって外の空気を遮断することで、効率よく冷やすことが出来たり温めることができるようになりますよね。
内気循環のメリット２：花粉や排気ガスが侵入しない
渋滞やトンネル内、トラックの後ろなどを走行しているときに排気ガスや汚れた空気で異臭を感じることがありますが、内気循環にしておくことでこれらを防ぐことができます。
また、内気循環にしておくことで排気ガス以外にも最近多い花粉や黄砂も車内に入りづらくなるため花粉症やアレルギー体質の方には必須の機能であるともいうことができます。
内気循環のメリット３：わずかながら燃費が良くなる
最初にも書きましたが内気循環にすることで車内の温度を一定に保ちやすくなるため、エアコンの負荷が減ることになり、結果的にエンジンに掛かる負荷が減ることになります。
エンジンに掛かる負荷が減るということは燃費が良くなるということでもあるので、体感できるほど大きくはないかもしれませんが、わずかながらの燃費向上に効果があります。
カーエアコンの外気導入とは
外気導入とは文字通り車外の空気を取り込むことで、常に車内に新鮮な空気を循環させる仕組みです。外気を取り込むことで車内を換気していると考えると分かりやすいですね。
外気導入のメリット１：車内の空気を換気できる
走行中に窓を閉め切った状態で内気循環にしたままでいると車内の酸素濃度は下がってきますし、乗車人数によっては息苦しくなったり眠気を催してしまうこともありますよね。
窓を開けてしまえば一発で解決することではあるのですが、夏の暑い日や冬の寒い日にはできる限り窓は開けたくないはず・・。
そんな時は外気導入にすれと窓を開けることなく車内の空気を換気することができます。
外気導入のメリット２：窓の曇りを除去しやすい
冬の寒い時期、窓ガラスが曇り視界が悪くなってしまい運転しづらい状況になって困った経験ってありませんか？窓ガラスの曇りは一般的に車内と車外の温度差から生まれます。
そんな時、車外の空気を取り込むことで内外の温度差が近づくためガラスの曇りが取れやすくなります。窓を開けることでも可能なのですが寒い日や雨の日はできませんからね。
内気循環と外気導入はどちらが良い？
ここまで内気循環と外気導入の違いについて解説してきました。基本的にはどちらの方が良いのか？というよりも状況によって上手く切り替えることが重要であると言えますね。
ただし、自動車メーカーの多くは一般的に外気導入の使用を推奨しているのも事実です。
なので基本的には普段は外気導入にしておき、交通量の多い場所やトンネル内、窓ガラスが曇った時や花粉が多い季節などでは内気循環に切り替えるというのがおすすめですね。
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